愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ-ビスマルク-5

さて、どこをとっても不況なニュースが持ちきりですな。

日本は江戸時代にも海が世界と隔ててくれていたため

鎖国をして政治が成り立っていましたね。

しかし、黒船が来て明治維新となったわけです。

 

このごろの日本の流通システムや規制・法律を諸外国と

比較すると、やっぱり日本は鎖国していたんだなぁと思います。

もともと日本人は高度経済成長期に国内だけのシェアで

商売をしても成り立っており、バブル後も日本市場で

商売をしていればお金が稼げていたんですね。

潰れた会社はあったけれども、コスト削減や効率改善を

すべて国内で考えていてもよかったということでしょうか。

そのため、製品を安く販売しないと海外の競合他社にシェアを

奪われるといった意識が希薄なんですね。

 

さて、身近となった「ユニクロ」(株式会社ファーストリテイリング)は、

10年以上前から洋服の原価コストを削減させるため、中国に

工場を立て安い労働賃金で安い製品を作っていたのです。

 

当時(私が大学生時代)は「安かろう・悪かろう」でユニクロ製品で

身を固めていた友人が「ユニッ君」とかあだ名が付いてました。

しかし、数年で時代が変わり、就職活動の時には服飾企業の

就職人気ランキングの1位がユニクロ、2位がファッションセンター

しまむらとなり、驚いたものです。

 

数年前には「ユニクロ」は今までの営業戦略(地代の安い郊外で

販売)の限界と時代の変化で一時低迷しましたが、ショッピング

モールや駅ビルなどに出店する戦略へ変更し成功しています。

しかも、製品の質も良くなり、びっくりするほどです。

 

さて、現在世界の人口は66億人程度ですが、日本の1億2700万人は

世界で10番目くらいの人口なんです。

一番人口が多いのはやはり中国で13億人程で、2位がインドで11億人。

3位のアメリカで3億人程。ともなれば、人口の多いところで商売をしないと

生き残れない訳です。

 

また、最近では世界恐慌の関係で安くて一定の品質の製品でアジア製の

ものが多く、技術力でも追いつかれているため日本製の製品は

ただ高いだけになってきました。

 

商売の基本は「安く仕入れて、高く売る」事ですが、「日本で作って

アジアで売る」と「中国で作って中国で売る」だと自然に物の値段に

差が出てしまう・・・。また、韓国等の陸続きの国のほうが輸出コストも

低いため、ますます日本は不利な訳です。

 

そのため、最近では日本企業の多くは海外で製造をしていますね。

だから余計に国内に仕事が無くなる図式です。

世界でのマーケットが中国・インドとなるにつれて、従来の日本企業の

多くは大きな方向転換が必要になることと思われます。

 

この世界恐慌で日本企業のコスト削減の動きは加速しているため、

海外拠点での現地調達率が増加しています。

 

さて、世界マーケットの情勢に目を向けていない日本の中小企業の

多くは江戸時代のサムライであり、武士です。

この「ラストサムライ」は世界恐慌という名の「黒船」に対して企業達が

行う明治維新の波に乗れるのでしょうか?

現段階から考察すると明治維新と同じく、多くの武士が路頭に迷う

事となりそうですね・・・。なぜ、路頭の迷うのか?

その答えは明治維新の時のサムライ・武士の心理にありそうです。

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