愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ-ビスマルク-10

珍しいシリーズの続編・・・。

実家に引っ越し後に久しぶりに「史記」(中国の古代の歴史を綴った書物)を読んでました。史記とは司馬遷が書き記した書物で・・・と概略は飛ばして本筋の話し。

 

中国のことわざでは相手をよく理解して付き合う交友関係「管鮑の交わり」といいます。

斉と言う国で国王の側近中の側近に鮑叔と言う人物がいました。その親友で管中という人物は斉の国王の兄弟の側近で敵国に亡命していて国王に敵対していました。戦で敗れ、管中は捕えられるのですが、かねてから管中の才能を見抜いていた鮑叔はなんと!!!

斉の国王に管中を国の宰相にするように進言するのです!親友とはいえ敵だったものを自分よりも位の上に推挙する・・・。しかもそれだけではなく、管中が宰相に任命された後も、鮑叔は常に下の職位で管中を補佐し続けるのです・・・。後年に管中は「我を生めるものは父母なるも、我を知る者は鮑子なり・・・」と語ったそうです。。。

私はこのように他人を理解して、自分よりも上位に推挙できる度量を持っていただろうか?もしくは自分よりも評価されるように謙虚な気持ちを持ち、業務に邁進していただろうか?自分の優位な点のみを押し、傲慢になっていなかっただろうか?

 

さらには、この管中も素晴らしいのは、宰相になった後、国王の意見を諌める事はあるものの、基本戦略として真っ向から反対はせずに国王の望むものの範囲で効果的に実益が上がるよう謙虚に業務を遂行して行くのです。それに応えた国王も素晴らしいですが、何よりも国の命運を管中が一手に担っているのに常に国王を立てること・・・。国王が人道から反れてもそれが統治に影響がなければ諌めずに徐々に軌道修正をしていく・・・。

讒言を繰り返しても国王は聞き入れないと理解して、国が破綻しないように修正して行く・・・。国王が間違いに気がつくまで最善は尽くすものの無理に諌めたりはしない・・・。良く国王の性格を把握して、要所で讒言はするものの自分の意見を無理には通さない・・・。

 

部下として最高の手本を見た気がします・・・。

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